「誰か私を、………………………死なせて下さい」





 その一言を口にし、周りを見渡す。
 唖然とした子。
 何を言ってるのこの子、という顔の子。
 そして、やや遅れてから、この子大丈夫~?という顔の子が増えていく。
 ひそひそ。ざわざわ。
 そして、くすくす。
 ………殺せと命じて、白昼夢の友人たちには出来なかった。
 ならばと。
 現実のニンゲンたちに殺せと頼んだが、……やはり彼女たちにも出来ない。
 ……ということはつまり、白昼夢も現実も、どちらも同じ。
 この世界も含めて、全てが全てが。
 ……白昼夢だということじゃないのか。
 なら、それでいいじゃないか。
 だって私は、……家族を全て失ったあの日に、もう死んでいるのだから。
 ……その後に続く全ての日々が、……死に損なった私の、走馬灯のような妄想だったのだ。
 それを理解したら、………周りの全ての景色が、わずかに歪み始めた気がした。
 ………あぁ。
 …やっと私は、………覚めるんだな。
 …この白昼夢の世界から、解放されるんだな。
 ふうっと、気が遠のいていく気がする。
 ……それでいい。
 どこまでもどこまでも遠のいて、………私を家族のところまで連れて行って……。
 だから、歪んで色褪せた世界で何が起こっていても、まったく気にならなかった。



「やだあーー!右代宮さん、頭大丈夫?」
「前から変わった子と思っていたけど、とうとうおかしくなっちゃった?」
「きゃははは、ちょっとみんな近づかないほうがいいよ、変なのが移っちゃう」

 彼女たちは相変わらず、口汚く私を罵る言葉を吐き出していた。

 けれど、そんなことはもう私には関係ない。

 どうせこの世界は、私にとって白昼夢。

 ならば、心を凍らせて何も感じなくなればいい。

 そうすればもう、怒りも…、悲しみも…、何も感じなくて済むのだから。

 どうせこの世界には喜びも、楽しいことも、ありはしないもの。

 心なんかあるのだから、こんなに辛く感じるんだ。

 そんなものは捨ててしまえ。

 そして、早く私を解放しよう。

 この白昼夢から目を覚まして、私を家族のところに連れて行こう。



「ちょっとおぉーー、右代宮さん聞いてるの?ホントに頭大丈夫?」










きゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは












 私を嘲笑する声は決して止みはしない。

 その声を聞きまいと、私の心は深い深い闇の中へと沈んでいった………。










 その時、教室の扉が開かれた。
 おかしな騒ぎになっているのを、見回りの教師が見つけたのかもしれない。
 でも、私にとってはどうでもいい。
 仮に、この場で教師が私を庇ったところで、明日から続く私の毎日は何も変わりはしないのだから。
 私が自ら目を覚まさない限り、この白昼夢はずっと続い―――――。




















「痛!な、何するの!離して!!離してよ!!」
 突如、私を取り囲んでいた連中の一人が声を上げた。
 その声を聞いて、ようやく私の意識は現実に引き戻された。
 そこでようやく気付いた。教室に入ってきたのは教師ではなかった。
 年の頃は、私と同じぐらいの女の子。綺麗なストレートの髪は長く伸び、腰の辺りまで届いていた。
 その目は鋭く辺りを見回し、毅然としたその態度はこの場の異様な雰囲気をまるで寄せ付けなかった。
 そしてあろうことか、彼女はリーダー格の女生徒の髪をその拳で引っ張りあげていた。





 私がそうされたように。





 その姿は聖ルチーア学園の制服。この学園の生徒に間違いない。
 けれども、その顔に見覚えがない。極めて閉鎖的なこの学園では、ここでの生活が全てだ。
だから、どの生徒も顔ぐらいはすぐに覚えてしまう。けれど、彼女の顔は全く見覚えがなかった。
 何より、この学園で私の味方をする生徒など一人もいないはず。彼女は………一体?


「痛い!痛い!!離して!離してってば!!」
 髪を引っ張られている女生徒は堪らず声を上げる。それに対し、彼女はこう返した。
「なんだ、分かってんじゃないですか。こんな事されたら、誰だって痛いに決まってます」
 そこでようやく彼女は髪を離した。
「何すんのよアンタ!こんな事してタダで済むと思ってんの!?」
 リーダー格の女生徒が解放されると、取り巻きたちが一斉に彼女を囲んだ。
 彼女を取り囲む敵意の目。もはや連中の意識は私ではなく、完全に彼女に向けられていた。
 しかし彼女は僅かにも動じない。
「なーに言ってんですか。アンタがさっきまでその子にしていたことでしょうが。ったく、人間ってのは、どこにいっても大して変わらないですね」
「何、余裕かましてるのよ。一人でどうにかなると思ってるの?」
 取り巻きたちが彼女への包囲を徐々に狭めていく。
「はあ~あ…。そうやって群れてないと何もできないんですか、アンタたちは?金魚のフンってのは、正にこの事ですね」
 その言葉を聞き、取り巻きたちの表情はさらに険しくなった。
「何なのアンタ?さっきから何、調子乗っちゃってるわけ?」
「見かけない顔だけど転入生?立場を弁えないと痛み目見るけど?」
 何人かの取り巻きが彼女に詰め寄る。その剣幕は今にも彼女に掴みかかりそうだ。
 だが、そんな状況でも彼女は平然としている。
「おお~、怖い怖い。そんな顔で迫られたら私、怖くて泣いちゃいます」
 口とは裏腹に、彼女には怯えた様子など微塵も感じられない。彼女のそんな様子が気に入らないのか、リーダー格の女生徒は顔を歪ませる。
「どうやら、あなた転入生みたいね。どういう経緯でこの学園に来られたのかは知らないけど、ここではあまり目立たないほうが賢明だと思うけど?」
「へえ、あなたがこの人たちのリーダーってわけですか。そんな人相手に、私みたいな新入りが敵うわけないですからね。ここは大人しく助けを求めますか」
「はあ?誰に助けてもら―――――」
 次の瞬間、彼女は大声でこう叫んだ。



「先生ーーーーーーー!!!」



 そう叫んだ瞬間、彼女を取り囲んでいた連中は顔を引きつらせた。
 そして、程なくして足音が近づいてくる。
「ああもう、あれほど勝手に出歩くなって言ったのに…。こんな所で一体何をして―――――あら?」
 教室に入って来た教師は、その不穏な空気を感じ取った。そして、すぐに近くにいる女生徒に詰問する。
「あなたたち、寮に帰る時間はとうに過ぎてますよ。ここで何をしているんですか?」
「あっ、その……」
 女生徒は突然詰問され、しどろもどろになる。そこに、すかさずリーダー格の女生徒が間に入る。
「ごめんなさい、シスター。今日はみんなで右代宮さんの勉強会をしていたんです。ああ、もちろん許可は取ってますよ?そしたら、こちらの方が道に迷われて入ってこられたんです。ねえ、右代宮さん?」
「………え?」
 不意に声を掛けられたため、私は何も反応できなかった。しかし、すぐに敵意に満ちた瞳で睨まれると、私はただ首を縦に振るしかできなかった。
 すると、先ほど教室に入って来た彼女が口裏を合わせこう答えた。
「ええ、そうなんですよ先生。私、ちょっと迷っちゃって。そしたらこっちの方で声が聞こえてきたんで、道を尋ねていたんです」
 教室の異様な雰囲気を考えれば、二人の言葉は嘘であることは明白だった。しかし、当事者たちがそう言うのなら何も言えるはずがない。
「………そうですか。分かりました。今日はもう遅いですから皆、寮に帰るように。いいですね?」
 教師は納得していないようだったが、それ以上聞いても無駄だと分かったのだろう。その場にいた生徒たちを、大人しく寮に帰らせた。
 そして、リーダー格の女生徒も指示に従い教室を出ていく。しかし去り際に、私を助けてくれた彼女に対しこう言った。
「あなたのこと、覚えておくわ。ようこそ、聖ルチーア学園へ。歓迎するわ」
 その言葉に彼女は不敵に笑い、こう言い返す。
「お招き頂き感謝します。これから、どうぞヨロシク」
 やがて、私たちを囲んでいた連中は皆、教室を出て行った。
 そして教室には私と彼女、二人だけになった。



「――――――――――」
 あまりに突然の出来事に、私の頭は混乱していた。静まり返った教室の中、私はどうすれば良いのか分からず、その場で立ち尽くすだけだった。
 不意に、彼女が私を振り返る。
「―――――!」
 思わず身構えてしまった。さっきの行動から、彼女が私に敵意を持っていないのは分かっていたが、彼女の毅然とした眼差しに委縮してしまう。
 彼女はゆっくりと私に近づき、そして―――――。










 ―――――私の横を素通りした。










 彼女の瞳に、私は映ってはいなかった。



「………………………」

 何を期待していたのだ、私は。

 彼女が私の味方になってくれるとでも?

 いつ彼女がそう言ったのだ?

 たまたまだ。

 たまたま、学園にやって来た正義感の強い転入生が、イジメの現場を目撃しただけだ。

 別に誰でも良かったのだ。

 ただ、自分の正義感を満足できれば、それで良かった。

 そう―――――。






―――――私を助けたわけじゃない・・・・・・・・・・・





 期待などするからいけないのだ。
 裏切られると分かっていながら、何故そんなことをするのだ…。
 初めから期待などしなければ、傷つかずにすむのに……。



 私を素通りした彼女は、そのまま遠ざかっていく。



 ………分かっていたはずなのに。
 ………いや。分かった気になっていただけだ。
 ……彼女のおかげで、私はようやく本当の意味で気が付いた……。





―――――どうせこの世界は、私にとって白昼夢―――――




















 その時、彼女が歩みを止めた。
 そして、その場でしゃがみ込む。
「………………?」
 何をしているのだろう……?
 彼女が一体何をしているのか、私には分からなかった。
 すると、彼女は立ち上がり、今度は私の方に歩いてきた。
 そして、私の前で立ち止まりゆっくりと、その右手を私に向って差し出した。





「はい」





「………あ」

















































 それは……、私の髪飾り。
 ……私がまだ小さい頃、ゲームセンターで戦人お兄ちゃんにとってもらった、大切な宝物…。
 さっき、髪を掴まれたとき、外れてしまったのだ。
 私はそれを恐る恐る受け取る。
「あ…、ありがとう」
 そして、彼女はにっこりと笑った。
「いいえ、どういたしまして」



 私は……夢を見ているの?
 あいつらを忌み嫌い、あれほど目の前から消えて欲しいと願った。
 煉獄の七姉妹に命令しても彼女たちは何もできず、私は只々あいつらの口汚い罵りを浴びせられるしかなかった。
 それが私の現実。
 私の頭の中の妄想と遊んでも、決して逃れることができなかった。
 所詮それは白昼夢。現実をから目を背け、逃げていただけだ。

 じゃあ、これは…?

 私が夢にまで見、妄想の中の友人にすら乞い願い、それでも叶えられなかった…。
 それが今、現実に目の前に起こっている。
 それとも、これも私の頭の中でそう願って生まれた白昼夢……?

「大丈夫ですか?」
 彼女が私に声をかける。
「え?あっ、はい……」
 私はおずおずと答えた。
「ダメですよ。ああいう連中にはもっと強気でいないと。こっちが大人しくしてると、逆に付け込まれますから」
「は、はい…」
「ほら、元気出して!!」
 そう言って、彼女は私の背中を力強く叩いた。
「―――!!!」
 その衝撃に、背中が一瞬痛くなった。でもそれはとても熱く、まるで冷え切った私の心を溶かすようだった。
「あっ、ゴメン。痛かった」
 彼女が心配そうに私の顔を覗き込んでくる。そんな彼女の仕草がちょっぴり可笑しくて、私はほんの少し笑ってしまった。
「あはは、大丈夫です」
「あ、やっと笑った」
 そして彼女も小さく笑う。
 少しの間、私たちは互いに小さく笑いあった。
「あの、助けてくれてありがとう…」
 そして、私は先程のお礼をようやく彼女に伝える。
「いいですよ、あのくらい。私が勝手にしたことですから。ああいう連中見てると腹が立って。あの手の連中は自分一人じゃ何もできなくせに、自分より弱い人間がいると、よってたかって虐めるんです。私の生まれた所もそんな迫害を受けてきたから、何となくあなたの気持ちも分かるんです」
 そう言って、彼女はほんの少し遠い目をした。故郷のことを思い出しているのかもしれない。この学園に入るということは、何か特別な事情があるのだろう。彼女も私と同じように、ひょっとしたらもう帰る場所がないのかしれない…。
 そんな事を考えていると、何だが彼女が他人じゃないような気がした。
 そして私は彼女に声をかける。
「私、右代宮縁寿って言います。あなたは?」
「右代宮…、エンジェ…?」
 日本人には聞き慣れない名だ。彼女は少し不思議そうな顔して、しばらくその名を口の中で反芻していた。
「エンジェ…、縁寿…。うん…、ちょっと変わっているけど、カッコイイですね!何だか外人の名前みたい」
「あはは、良く言われます」
 良かった。私の名前はちょっと特殊だから、変に思う人も少なからずいるけど、彼女には気に入ってもらえたようだ。
「初めまして、縁寿。これからよろしく」
 そう言い、彼女は右手を差し出す。
 その手を私は握り返した。
「初めまして。こちらこそよろしく」
「あっ!まだ私の名前言ってなかった。私は―――――」
 そして彼女は自らの名を口にする。























































「詩音。園崎詩音。今日からこの学園に転入することになりました。よろしくです☆」










 それが、私と彼女―――――園崎詩音との出会いだった。

























 そらのむこう















 *



 昼休みは私にとって、あまり楽しい時間ではでない。
 気の合う友人がいるならば、仲良く昼食を取ることもできる。
 午後の授業が始まるまでの間、楽しくお喋りに花を咲かせることもできるだろう。
 でも、親しい友人のいない私にとって、所詮それは夢物語だ。
 食事は常に一人で取り、その後は人気のない校舎裏で静かに過ごすだけ。それがいつも変わらぬ、私の日常。
 だけど、今日は校舎裏で静かに過ごすこともできないようだ。
 午前の授業の後片付けを押し付けられた私は、食堂に来るのがいつもより遅れてしまった。もはや食堂のテーブルはどこも空いていない。まだ食事を取っている生徒が大勢いる上、食事が終った後も仲良しグループが席を占領している。こうなってしまっては、もはや私が食事を取ることなど到底できない。
 仕方がない。教室に戻って席が空くまで待とう。私はその場を離れようとした。その時―――――。





「縁寿!!」





 驚いて私は後ろを振り向く。少し離れたテーブル、そこには園崎さんが座っていた。
「園崎さん!?」
 彼女は手まねきして、私を呼んでいる。一緒に食事を取ろうということなのだろう。私はテーブルへと駆け寄った。
「あー良かった、縁寿がいて。今日は一人寂しく昼食かなあ?って思ってたとこなんですよ。さあ、座って座って」
 彼女に勧められるままに、私は席に座った。
「ごめんね、急に呼び止めて。せっかくだから、一緒に食事しようかと思って」
「いいえ、いいですよ。私も席が空いてなくて困っていたとこだったから」
 そして、私たちは一緒に昼食を取ることにした。
「まだ入って一日ですけど、この学園がどういう所かは大体分かりました。ホント、ここって窮屈なとこですね」
「そういうのを目的に作られた所ですから。ここに預ける親は、我が子が俗世の穢れに触れないようしてもらいたいみたいです。こういう環境が理想みたい」
「だからって、あいさつが『御機嫌よう』はないでしょう。そんな挨拶、今どきマンガの中だってないですよ!大体―――――」
 そうやって、彼女はこの学園の不満を口にする。私はそれに、時折言葉を返し、時に相槌を打って彼女の話に耳を傾ける。
 そして私は思い出した。とても当たり前なことを。
 いつも一人で食事を取っていた私。それが普通になっていたからだろう。私はこんなことも忘れていた。



 誰かと話をしながら取る食事は、こんなにも楽しいものだったのだ。



 思えばここ数年、こんな風に誰かと会話することがあっただろうか?
 この学園に入れられて以来、親しい友人もなく、私は常に一人だった。必要最低限なことしか会話はしない。
 私から話しかけても、誰かがそれに応えることはなかった。だから、私も必要以上の会話はしようとしなかった。
 それが私の日常。いや、そもそも学園に入る以前だって、親しくしていた友人はいただろうか?
 初めは私に普通に接してくれた。でも、私があの『右代宮』と知ると皆距離を置く。
 彼らが自ら私から離れた時もあったし、あるいは親が子供たちを私から離れさせることもあった。
 優しい子は、私に普通に接することもあったけど、やっぱり私と彼らの間には薄い壁があった気がする。
 呪われた一族。そして、あの悪名高い右代宮絵羽の姪。そんな私と親しくする人は、徐々にいなくなった。
 いつの頃からだろう。私が今みたいに心を閉ざし、自分の殻に閉じこもるようになったのは。
 その方が楽だったのだ。人との関わり合いを求めて、他者とのコミュニケーションを取ろうとしても、期待を裏切られることばかりだった。こんな私を、誰も必要としてはいなかったから。
 だから私は心を閉ざす。これ以上、傷つきたくなかったから。



 それなのに、彼女は不思議だ。
 昨日会ったばかりなのに、どんどん私の心の中に入ってくる。
 凍りついた私の心を溶かし、私の殻を崩していく。
 それはちょっと荒々しくて、丁寧ではないけれど、私の殻を叩き壊しているようだった。
 まるで、部屋の隅で閉じこもってうずくまっている私の手を取り、ちょっと強引に外へ連れ出してくれるみたいに。
「ごちそうさま!ろくでもない所だけど、食事だけは割といいですね。ただ私としては、もうちょっと和風テイストでもいいかな」
「ここはキリスト教の学校だから、和食はあまり出ないですね。それに、夕食はもっと厳しいですよ。シスターが食事の作法について、目を光らせていますから」
「げええぇーーーー!!食事の時ぐらい、好きにさせて欲しいです!」
 彼女の様子を見ると、ここが学園だということ忘れてしまいそうだ。その作法や、言葉遣いをシスターが聞いたら卒倒しそうだ。
 でも、そんな自然な振る舞いが彼女をより生き生きと魅せていた。
 親やシスターに強要された言葉遣いではなく、ありのままのその様子が彼女を魅力的にみせていた。それこそが、彼女の力強さなのだと思う。
「ねえ、縁寿。良かったらこの後、学園の中を案内してくれませんか?私、来たばっかりだから、まだ分かんないことが多くて」
「はい、いいですよ。一緒に行きましょう」
 いつもは一人で過ごす昼休み。けれど、今日は違う。
 園崎さんと共に過ごすことができる。
 いつも変わらぬ、私の日常。それが、ほんの少し変わってきた。
 今、この瞬間。私の心は、かつてないほど満たされていた。





「あそこが中庭です。芝生やベンチもあるから、天気の良い日は中庭でお弁当を食べる人もいるんですよ」
「へえーー、いいですね。気持ち良さそう。今度はあそこで食べようかな」
 私は食事の後、園崎さんを連れて学園を見て回った。彼女は初めて見る物があるたび驚いたり、声を上げたりした。そんな彼女の様子が可笑しくて、私も自然に笑みがこぼれる。
「思っていたよりずっと広いんですね、ここ。もっと暗くて、狭くて、ジメジメしたイメージがあったんで、ちょっと意外でした」
「全寮制の上、許可がないと外出できないですから。1年のほとんどをここで過ごすから、生徒のストレスが溜まらないよう、その辺りは配慮しているみたいです」
「う~ん、でもやっぱり外出は難しいか。許可なんてそうそう降りないだろうしなあ…。何とか外に出る方法は…」
 そうやって彼女は腕組みをし、外出の方法を思案する。何とも前向きな発想だ。
 許可があれば外出は許されると言っても、そんなことは実際にはほとんどない。許可されたとしても、ほとんどの場合シスターが同伴する。外へ出る自由など、ここでは許されないのだ。
 学園に入れられる時点で皆、外への憧れなど捨てている。私たちにとって、ここでの生活が全てなのだ。
 しかし、彼女は外へ出ることを本気で考えているようだ。来たばかりで規律の厳しさを理解していないとはいえ、彼女の前向き思考はある種尊敬すらする。私も彼女のその考え方を見習うべきかもしれない。
 ふと気が付くと、他の生徒が教室に戻り始めていた。いけない、もうすぐで昼休みは終わってしまう。
「とりあえず、ここまでですね。続きはまた放課後でいいですか?園崎さん」
「うん、ありがとう縁寿。あっ、それとですね―――――」
 そして、彼女はこう私に伝える。
「今からその、園崎さんってのはナシです。ほら、私も縁寿って呼んでますから、私のことは詩音で結構です。敬語もいらないですよ、堅苦しいじゃないですか。あ、私のこの変な敬語口調は気にしないで下さい。単なる癖ですから」
 そう言って彼女ははにかむ。
 言われて初めて気が付いた。そう言えば、彼女が私のことを縁寿と呼んでいるのに対し、私はずっと園崎さんと呼んでいた。
 確かに、これは直した方がいいかもしれない。敬語は相手を尊重すると同時に、距離を置く。今までずっと人との距離を置いてきたから、クラスメートを名前で呼んだことはなかったが、彼女に対し気を置く必要はないだろう。
 私は親しみを込めて、こう呼んだ。
「分かった、それじゃあよろしく。詩音」
「うん、やっぱり名前で呼ばれた方がしっくりきます。こちらこそよろしく、縁寿」
 私たちは、互いの名前を呼び合う。
 それは、今までの私には決してなかった関係。
 私には、お互いを名前で呼び合える友人など、この学園には全くいなかった。
 互いを名前で呼び合うクラスメートを横目で見ながら、そんな関係に憧れを抱きつつも諦めていた。
 どうせ私にとっては叶わぬ願い。それなら、初めから期待などしないほうがいい。
 そうやって、自分の気持ちを誤魔化しながら過ごしてきた。
 でも、その願いは今、目の前にある。



 ―――――園崎詩音。



 彼女は私にとって、この学園での初めての友達となった。



 *



「縁寿ーーー!早く早く!!今日も学園を案内するって言ったのは縁寿ですよ!?」
「ちょ、ちょっと待って。詩音体力ありすぎ…。ちょっと休憩してからでいいじゃない」
 あの日から数日が経った。あれ以来、私たちは共に行動している。
 今日も今日とて、私は彼女に学園を案内している。この広大なルチーア学園の敷地を全て見て回るには、案内するだけで数日かかる。
 何しろ生活の全てがこの学園の中なのだ。それ故に、生活に必要な物は全て敷地内に揃っている。小さいながらも敷地内には雑貨屋、本屋、洋服屋、喫茶店、果ては美容院まである。それは小さな街と言ってもいい。
 最低限必要な物は学園から支給されるが、それで足りないものは敷地内の店で買うことができる。
 無論そこに売られている商品は厳密に選ばれ、貞淑なお嬢様たちに相応しいものが並んでいる。マンガや流行りの音楽のような俗っぽいものは一切なし。洋服も派手すぎず、淑女に相応しい装いとなっている。基本的にここでの服装は制服だが、休日は風紀を乱さないような格好であれば、私服の着用は許可されている。
 規律は厳しいが、それを守る範囲であればある程度の自由は認められている。そうでなければ、外出も許されないここでの生活は息が詰まってしまう。
 彼女たちは、休日に好みの服で着飾り、友達と買い物をし、美容院で髪を綺麗に整えてもらい、この学園の中で限られた青春を謳歌していた。
 敷地内にあるこれらの施設は全て、学園と父兄の方々からの意向により建てられたものだ。俗世の穢れから守るためとはいえ、我が子を娯楽も何もない学園で青春を送らせるには、あまりに忍びない。そういう願いから、生徒の為だけにこれらの施設は建てられたらしい。そうやって私たちは父兄と、それを許可して頂いた学園長に、より一層の感謝をするわけだ。
 もっとも、これらのもの全てが善意によって建てられたものだとは、私は思わない。外の世界を知らず、ここでの生活に満足すれば、万が一にも脱走などは企てないだろう。
 鳥は鳥籠に。十分の水と餌があれば、小鳥も無理に鳥籠から出ようとは思わないのだから。
「縁寿はもう少し体力つけた方がいいんじゃないですか?人間、体が資本ですから。これからは私がコーチしてあげます」
「わざわざ、どうも。ありがたくて涙が出そう」
 そんなこんなで、私は今日も詩音を案内している。いや、むしろ私が詩音に連れまわされていると言うべきか。
 せっかく私が効率良く、敷地内を案内して回ろうとしているのに、詩音は自分の興味の向く場所へ勝手に走って行く。おかげで、ただでさえ広い敷地内を何度も往復するような目にあっている。私はいつもへとへとなのに、詩音は元気に走り回っている。いくら私が学園の中で静かに過ごしてきたとはいえ、彼女の体力は異常だ。それとも、これが都会のもやしっ子と、田舎育ちの人間の違いなのだろうか?
「ほらほら、早くしないと日が暮れますよ」
「はいはい、分かったわ。どこまでも付いていきます」
 そして、結局は私の方が彼女の好きなように連れ回されるのだった。でも、それもいいかもしれない。
 だって、好きなように見て回っている彼女の顔は、本当に楽しそうだったから。



「さあ、これで主な所は見て回ったわ。後はどこを回ろうかしら」
 流石に数日もかければ、主だった所は案内できる。無論、全て見て回ろうとすれば、まだまだ時間はかかるが目立つ所は回ったはずだ。後は時間をかけてゆっくり見ていけばいい。しかし、今度は詩音の方から待ったが掛かる。
「ゴメン、縁寿。私、今日はこれから用事があるんですよ。続きはまた今度」
 そう言って、彼女は手を合わせた。
 そうだ。彼女はまだ転入してきたばかりなのだ。事務手続きや、部屋の整理もあるかもしれない。こう毎日出歩くわけにもいかないだろう。
「そうね。分かった、それじゃあ続きはまた明日」
「うん、またよろしく!それじゃあ!!」
 そして、詩音は小走りに駆けて行った。私はその姿が小さくなり、見えなくなるまで見送った。
 気が付けば辺りは薄暗くなり、空は夕暮れに染まり始めている。どのみち、もうじき門限だ。遅れたら、また何を言われるか分からない。早く寮に戻ろう。
 詩音を無事に見送ると、私は踵を返した。
 そして私は再び一人になり、寮への帰路についた。





 今日は少し、はしゃぎすぎたようだ。急いだつもりだったが、時間を気にせず案内していたため、結局寮に戻ったのは門限ギリギリだった。遅れそうになったことについて、シスターにお小言をもらいつつ、私は部屋へと戻ってきた。
「……ただいま」
 ルームメイトは私の呼びかけに応えてはくれないが、それを承知で私は帰宅の言葉を告げる。以前、無言で部屋に入ったら『ルームメイトに挨拶もしないの!!』と怒鳴られた。自分は決して私に挨拶をしないのだが、自分が無視されるのは我慢ならないらしい。そんなわけで、私は応えももらえない挨拶を今でも強要されている。
 ドアを開け、中を覗くと数人の女生徒がお喋りに花を咲かせていた。しかし、部屋に入ってきたのが私だと分かると、あからさまに嫌そうな顔をする。自分たちの楽しい時間を邪魔されたのが我慢ならないのだ。
 嫌な時に帰ってしまった。ルームメイト一人なら、私を無視するがそれで終わり。後は私に干渉してくることはない。でも、人数が集まると彼女たちは一斉に私を排除しようとする。
「何?右代宮さん今頃戻って来たの?門限ギリギリじゃない。遅れたりしたら、私まで怒られるんだからしっかりしてよ」
「……ごめんなさい」
「あー、右代宮さん。悪いんだけど、今私たち忙しいから用があるなら後にしてくれない」
「そうそう、私たちの用が終るまでどっかでヒマ潰してて」
「ええ、そうするわ……」
 そうやって、彼女たちはいつものように私を部屋から追い出す。私は机の上の文庫本を1冊手にし、ベッドで休むことも許されず、逃げるように部屋を後にした。
 部屋を出て、扉を閉めた瞬間から彼女たちの黄色い笑い声が聞こえてきた。
「もーー、何でこんな時に戻ってくるのよ!せっかく盛り上がっていたのに!」
「ホント、右代宮さんって空気読めないよね」
「しょうがないよ、あの人自体空気みたいなもんだもの」





きゃははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは





 彼女たちの言葉の刃が私の心に突き刺さる。

 悔しくなんかない。

 もう慣れたもの。こんな黄色い笑い声なんか。

 羨ましくなんかない。

 私にはもう、友達がいるもの。アンタたちなんかより、ずっと素敵な友達が。

 だから悲しくなんかない。

 これから詩音と一緒に、素敵な思い出を作れるもの。



 だから涙なんか零れない。



 彼女たちの嘲笑はまだ続いている。
 私はそれを聞き入れまいと、懸命に耳を塞ぎその場を逃げだした。



 *



 供用トイレの個室の中で、私はいつものように一人本を眺めていた。
 結局、詩音は夕食にも現れなかった。探してみたものの、よほど用事が忙しいのか彼女の姿はどこにも見えなかった。
 そして、一人で夕食を済ませた私は部屋に戻ることもできず、ずっとここに篭っている。
 昼間はあんなにも楽しかったのに、一人になると急に寂しくなった。
 詩音は今頃どうしているだろう?ちゃんと食事は取れたのだろうか?それとも、何かトラブルに巻き込まれたのだろうか?
 彼女の性格を考えれば、ここの生徒たちと衝突することは容易に想像できた。何しろ、初日にいきなりクラスリーダーに目を付けられたほどなのだから。
 もっとも、それがなければ私はこの先もずっと孤独だったろうし、詩音と出会うこともなかった。
 彼女には感謝しても、しきれない。
 私の恩人で、唯一の友達。
 けれど、今は彼女が心配だ。何もなければ良いのだが…。
 明日は朝一番に、彼女のクラスに行ってみよう。そして、あの元気な顔が見たい。
 彼女の顔を見るだけで、私は元気になれる。
 そう、また明日。
 明日になれば、また詩音に会えるのだ。
 ずっと孤独だった以前とは違う。
 たとえ今が一人でも、明日になればまた会える。
 もう、灰色の学園生活ではないのだ。
 だから大丈夫。もうルームメイトに何を言われても、へっちゃらだ。
 どんな嫌なことも、明日になれば詩音に癒してもらえるのだから。
 さあ、もう部屋に帰ろう。もうじき消灯時間だ。
 私は立ち上がり、その場を後にした。





 部屋の前まで戻って来て、私はいつもと様子が違うことに気が付いた。部屋の前には数人の女生徒が集まっており、彼女たちは部屋の中の私物を廊下に運んでいた。
 その光景を見て、私には一つの考えが頭に浮かび青くなった。
 まさか……、彼女たちは私を除けものにするだけでは飽き足らず、部屋から追い出そうというのか!
「やめて!何する気!」
 私は慌てて彼女たちを止めようと声を荒げた。すると、彼女たちの一人が私の方を向いてこう言った。
「何慌ててるのよ。部屋を追い出されるとでも思った?」
「え?」
 意外な答えが返ってきた。彼女たちは、別に私を追い出す準備をしていたわけではなかったようだ。
 よく見ると、彼女たちが運び出している私物は私のものではない。全てルームメイトの物だった。
 自分が追い出されるわけではないと知り、胸を撫で下ろしたが、同時に疑問が沸く。何故、こんなものが廊下に出してあるのか?
 私が不思議に思っていると扉が開き、ルームメイトが出てきた。
「あら、右代宮さん。戻って来てたんだ」
 そう言うと、彼女は自分の荷物を持ち始めた。
「突然なんだけど今日から私、部屋を変わることになったから。世話になったわね。じゃあ」
 彼女は簡単にそう言うと、友達と一緒に去って行った。
 わけが分からない。
 何故、彼女は突然部屋を変わるなんて言い出したのだ?
 いや、誰だって私なんかと一緒の部屋にいたいなんて思わない。でも、部屋の入れ替えなんて個人のわがままでできるはずがない。これは一体……?




















「はろろ~ん☆こんばんはです、縁寿!」




















 急に声を掛けられ、私は驚いて後ろを振り向いた。見ると詩音が扉を開けて、部屋の入口に立っている。
「詩音!?どうしてここに!?」
「いや~、実は私、今日からこの部屋に住むことになりました」
 そうやって詩音は、アハハと笑っている。でも、詩音は昨日まで別の部屋に住んでいたはずだ。
「住むって…、昨日まで居た部屋はどうなったの!?」
「ん~、なんかルームメイトと反りが合わなくて。だってその子、終始私を無視するんですよ!アッタマきたんでちょっとガツンと言ってやったら、すぐ涙目になっちゃいました。アハハハ!!」
 その事を、詩音は武勇伝のように語る。しかし、曲者揃いのこの学園の生徒をそんな目に合わすとは…、一体何を言ったんだ?
「まあそういうわけで、その子にも協力してもらって学園長に直訴したんです。部屋を換えて欲しいって」
 協力ではなく、脅迫の間違いではないだろうか?いやいや。それ以前に、生徒の都合で部屋を換えるなんて許されるはずがない。
「一体どうやったの?直訴ぐらいで部屋を換えてもらえるなら、みんなとっくにそうしてるわ」
「大したことないです、ちょっと交渉しただけですよ」
 そして、詩音は一枚の紙を私に手渡した。そして、その紙に目を通した瞬間、私の目は丸くなった。
「生徒への体罰の事実、男性教諭と女生徒との不純異性交遊…!?学園への寄付金の横領!!こっ、これ!!」
「なかなか特殊な学校ですからね。ちょっと調べたら出るわ出るわ!この紙切れをちょっと見せたら、快く引き受けてくれましたよ」
 開いた口が塞がらなかった。行動力のある人だとは思っていたが、まさか学園長を脅すだなんて……。私じゃ絶対にこんな真似できない。いや、その発想自体思い浮かばないだろう。しかもこれって…。
「こんなこと、ここじゃ絶対に調べられない…。……これ、全部ここに来る前に?」
「もち☆」
 今度こそ目眩が起こった。何という手際の良さ。こういう事態を見越して予め調べていたとは…。ここは神の家。神をも畏れぬとは正にこの事だ。
「驚きを通り越して、尊敬に値するわ…。あなたの前では神も悪魔も屈服するでしょうね」
「当然です。私を屈服できるのは、母か祖母ぐらいなもんです」
 彼女は腰に手を当て自慢げに話す。
 全くもって、彼女にはここの常識が何一つ通じない。これから彼女の担任になるシスターに同情すらする。これから先、とんでもない生徒を入学させたと、学園も後悔することになるだろう。
 しかし、本人はそんな事おかまいなしだ。自分の目的を達成でき、満足そうな顔をしている。
 だが、それが彼女のスタンスなのだと思う。自分の欲しいものは、どんな手段を使っても手に入れる。そんな、強引とも言える逞しさが、彼女の強さの原動力なのだろう。
 それは私が持っていないもの。彼女のその生き方を、私も少しは学ぶべきなのかもしれない。
「まあそう言うわけで、今日から私がこの部屋のルームメイトです。来たばっかりの新入りですけど、よろしくお願いします。先輩☆」
 そして、彼女はイタズラっぽく笑った。
 全く、何がそう言うわけなのか。学園長を脅して部屋を換えさせるなんて前代未聞だ。
 彼女のその自由奔放な生き方に、私は軽くため息を吐く。
 まあ、でも―――――。





 ―――――彼女がルームメイトになってくれるなら、私は神様でも脅そうか。





 私をこんな鳥籠に閉じ込める神様なら、こっちから願い下げだ。



「私、こう見えて後輩には厳しいから。覚悟したほうがいいわよ」






























―――――どうせこの世界は、私にとって白昼夢―――――






























 白昼夢はもう覚めた。

 彼女が―――――。

 ―――――詩音が覚ましてくれた。

 夢を見るのは、もう十分だ。

 夢は見るものではなく、叶えるものだって聞いたことがある。

 ならば私は叶えよう。

 私の夢を。

 私の幸せを。

 詩音と共に。




















 歪んで色褪せていた私の世界は、この瞬間から鮮やかに彩られ始めた。









つづく





2009.08.05 Wed l うみねこ l コメント (6) トラックバック (0) l top

コメント

管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009.08.05 Wed l . l 編集
お邪魔します
調子に乗ってさっそく来てしまいました(*´∀`)
縁寿の学校に詩音がいたら、これはすごく理想的なIFの世界ですね!
けっこう性格的にも合いそうだしw
続きがどうなるか楽しみです。

というか、湖都さん。小説の量がすごいんですけど!Σ(゚Д゚;
このあと他の小説もゆっくり読んでみようと思います。うほほ~(*´∀`)
2009.08.06 Thu l 高峰. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2009.08.07 Fri l . l 編集
No title
はじめまして~湖都さん、小説読ませていただきました。縁寿と詩音いい組み合わせだと思います!詩音との出会いで縁寿がどう変わっていくのか楽しみです。
 ちょくちょく覗きにきますので宜しくお願いしまーす。
2009.08.09 Sun l えふえー. URL l 編集
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2011.12.31 Sat l . l 編集
組み合わせで新しい物語が生まれるってなんだかおもしろい
以前第一話を読み、非公開コメントで投稿した覚えがありますが今回は公開コメントで。詩音の隠遁生活の設定っていいと思います。魅音は頭首として采配を振るうのもかっこいいし、詩音がさらっと水戸黄門のように表れるところもかっこいい。やぱりこの二人は二人で1つだと思います。高峰さんの((理想的なif))という表現もおもしろいですね。組み合わせで新しい物語が生まれるって新しい家族の誕生と同じでしょうか・・・そこに二次創作の醍醐味があるのでしょうね。次回が楽しみです!
2012.02.12 Sun l 乗組員Z. URL l 編集

コメントの投稿












トラックバック

トラックバック URL
http://umiumimak02.blog114.fc2.com/tb.php/31-ecb8272f
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)